昨日何食べたの、ねぇ、何食べたの? モーム「お菓子とビール」

 
 
素敵なタイトルだと思って買ってみた。
(図書券が使えない本屋もあることを知った。)
 
 
読んでいてデレク・ハートフィールドの挿話をふと思い出した。
ストーリーテラーという種族の想像力は、全くすごいものだと思う。
 
回想の場面が、21歳の医学生が不倫する話なんだけど、
まったく不思議な偶然だ。いや、私はしてないけど。
そういえば以前、伊豆の踊子を読んだ時も主人公と同い年だった。
(多分19か20)



6歳の子を脳膜炎で亡くしたその夜に、
夫人が他の男と寝るんだけど、

カミュは、母を亡くした次の日に女と寝た男を書いてるし、
村上春樹なんかも(他の誰より)そういうの好きそう。


でも文中の会食の場面の方がよっぽど道徳を犯してるよと思う。

「イギリスの宿の事情は知っていたので、舌平目のフライと焼肉を注文した。」
とか、
「僕らはフィッシュ・アンド・チップス、それとビールを一本注文した。貧しい女が入ってきて、2ペンスのかき揚げを買い、紙に包んで持っていった。僕らはむさぼるように食べた。」
とかそんなん。読んでるだけで胃潰瘍になりそう。
 
 
ヤレヤレ
 

おわり