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天狗のことなど  中島敦「山月記・李陵」

 
 
久しぶりに読み返した山月記も面白かったけど、
古代アッシリアを描いた「文字禍」が良かった。

「埃及人は、ある物の影を、その物の魂の一部と見做しているようだが、文字は、その影のようなものではないのか。
獅子という字は、本物の獅子の影ではないのか。それで、獅子という字を覚えた猟師は、本物の獅子の代りに 獅子の影を狙い、女という字を覚えた男は、本物の女の代りに女の影を抱くようになるのではないか。」
 
 
 
「斗南先生」の中では、甥の視点から一人の人間がほとんど全て記。 近親で誰かが死んだときに、僕は随想を一つでも残すような付き合いをしているだろうか。
それとも単に、時代的なものだろうか。
 

 

おわり